2018-01-01から1年間の記事一覧
かつては山岳修験の道場として篤く信仰され、昨今では関東屈指のパワースポットとしても名高い三峯神社へ参拝した。三峯神社は埼玉県秩父市の、いわゆる奥秩父山塊に属する三峰山の山上、標高1100メートルの頂にある。都内に住む僕にとって、目的地まで片道3…
『ボヘミアン・ラプソディ』を見た。すごくよかった。得もいわれぬ高揚感に体の奥底から震えをきたし、それがどんどんせり上がってくる感覚を抑えられなかった。あふれ出る涙を押しとどめることもできなかった。見終わって正直ぐったりなってしまったが、そ…
ノルウェーを代表する画家エドヴァルド・ムンク(1863-1944年)の回顧展に行ってきた。場所は上野の森にある東京都立美術館。ここ、館内がいつも暗すぎる感じがしてほんとうはあまり好きな美術館ではないんだけど、今回初来日の《叫び》をぜひ見たかったの…
togetter.com はてなブックマーク経由で読んだ。読んだというかTogetterのまとめ記事なんだけど。ブックマークコメントも含めてフムフムという感じでまとめ読み。大本のツイートはこちら。 映画が趣味なんだけど pic.twitter.com/pKBTAEHWo7 — pon×2 (@ponpo…
『日日是好日』を見た。にちにちこれこうじつ、と読みます。平日の昼間なのに窓口でチケットを購入しようとしたら、「最前列か前から2番目の席がひとつだけ空いてますが……」といわれた。こんなことならリザーブしとくんだったなあと思ったけれど後の祭りだ。…
「音を立てたら、即死。」という惹句にやられる。ホラー映画という触れ込みだが、もし『呪怨』系のホラーを想像して見るのをためらっているのだとしたら、それは見当ちがいでもったいないですよ、といいたい。逆に『呪怨』系のホラーを期待して見に行ったら…
実写版「クマのプーさん」というのも驚きである。もちろん異論はあるだろうが、プーさんといえばディズニー史上ミッキ・ミニーに次ぐ人気キャラクター。さすがにミッキーの実写版なんてのは未来永劫ありえないだろうから、いわばディズニー映画の実写版シリ…
「サニー」韓国版(原作)と日本版(リメイク)のいちばんの大きな違いは、韓国版では例の “ エライザ事件(仮称) ” があった当日の夜、サニーのメンバーたちがスジの家の前に集合しているところへ、最後に遅れてイム・ナミが駆けつける。メンバーの誰かが…
結論はもったいぶらずいちばんはじめに書け、というライフハックもなにかしらそのての本で学習した言葉だっただろうか。 小さな習慣とは、毎日これだけはやると決めて必ず実行する、本当にちょっとしたポジティブな行動 です。“ 小さすぎて失敗すらできない …
インターネットをのぞいていると、ときどき自分が思いもよらなかった他人の意見や感情に出会って驚かされる。たとえば、飲食店で食べたり飲んだりして店を出るとき、「ごちそうさま」ということに抵抗がある、という人の意見がある。「ふ~ん、世の中にはそ…
つくづく映画はビジュアルだなあと思う。主役の山内桜良を演じた浜辺美波さんが超可愛くて、こっちは見ているだけできゅんとなったりニヤニヤしてしまった。まったく、成人した子どもが2人もいるおっさんが、よりによって17歳の女の子つかまえて超可愛いもき…
「かきまぜ」というのは、四国徳島の郷土料理でまぜずしのことだ。このかきまぜが、庄野潤三の小説には必ずといっていいほど登場する。庄野のお父さんお母さんが徳島の出身で、潤三と結婚した奥さんはお義母さんから作り方を教わり、以来、父母の命日やお盆…
コーヒーについていろいろ書きたくなることがある。お酒をのまない僕は、コーヒーにはちょっとうるさい。ということはなくて、ほんとうはただのコーヒー好き。といっても、銘柄にとくべつこだわりがあるわけでもない。ふだん家でのむのはブレンドだし、外で…
やらないでする後悔よりやってする後悔のほうが…… やらないでする後悔よりやってする後悔のほうがマシ、とはよくいいますね。でもこれほんとうにそうかなあ、とちょっと疑問に思うこともあって、ふつうに考えれば、「やっぱりやめときゃよかったなあ」という…
『カメラを止めるな!』これほどの多幸感に包まれた映画を見たのはいつ以来だろう。それを思い出そうとするより先に、僕はいっしょにこの映画を見に行った大学生の下の子に話しかけずにはいられなかった。向こうも同じ気持ちだったらしく、どこかへ場所を移…
細田守監督の最新作『未来のミライ』を見た。はじめに正直な感想を書くと、「くんちゃん好きくな~い!」と主人公くんちゃんがごねる声が残響となっていつまでも耳を離れない映画、ということに尽きる。まああまり望ましいい現象とはいえませんが。それだけ…
カンヌ国際映画祭パルムドール受賞作『万引き家族』を見た。是枝裕和監督。僕はとっても面白かったですね。見てよかった。実は映画を見たのは公開後間もない頃だったのに、あれこれ考えて感想書くのをずっと先延ばしにしてきた。 映画「万引き家族」本予告編…
悲しいかなその第1回めがほとんど誰の目に触れることがなくても、ときとして第2回めはあるのだ。だって勝手にコーヒー散歩だもの(byみつを)。もっとも散歩なんてしょせん勝手にはじめて勝手におわるもので、そうじゃなかったらそれはただの移動。ただの、…
世の中には奥○○とか裏△△などという呼称が存外あって、たとえば奥日光とか奥多摩とか、裏原宿とか裏恵比寿とかね。不思議なもので奥や裏があたまにつくだけでなんだか秘境や閑静な場所というイメージが勝手に出来上がる。というか元々そういう場所だから「奥…
タリーズコーヒーが全都道府県への出店を達成したのは2014年4月のことで、意外や意外、2015年5月のスターバックスコーヒーや、同年10月のドトールコーヒーよりも1年以上速かった。 また、いま現在国内1000店舗を達成しているのはスターバックスコーヒーとド…
宮﨑駿さんと共に長年スタジオジブリを支えてきた映画監督の高畑勲さんが4月5日永眠した。高畑さんの死去にともない、遺作となった『かぐや姫の物語』が5月18日「金曜ロードSHOW!」で放映される。同番組では4月13日に急きょ予定を変更して高畑さんの代表作…
とにかくコーヒーが大好きで日に何杯も飲む。ガブガブと飲む。そんなコーヒーに含まれるカフェインは、かつては身体に悪影響を及ぼす代表選手のように言われることもあった。だがいまでは適度な摂取はむしろ身体に良い、という研究結果が通説になってきたよ…
コーヒーチェーンというとスタバやドトール、タリーズあたりを思い浮かべる人は多いだろう。でもちょっと待って。スタバに似てるけどスタバじゃない店、なんだっけなあ、最近ときどき見かける気になる店の名前がとっさに思い出せない。えーっと、スタバ……ス…
カリフォルニア州オークランドで誕生したブルーボトルコーヒーは、浅煎りの新鮮なコーヒー豆を焙煎してから48時間以内に提供することを至上命令にしているという。その焙煎作業を一手に担うべき日本1号店を、2015年2月東京都江東区にオープンした。清澄白河…
猿田彦珈琲は恵比寿に本店を置くスペシャルティコーヒーの専門店だ。「たった一杯で幸せになるコーヒー屋」をコンセプトに掲げ2011年6月オープンした。本店からほど近いアトレ恵比寿や表参道、新宿、神谷町、調布仙川などと意欲的にチェーン展開をすすめてき…
2015年2月。カリフォルニア州オークランドに誕生したサードウェーブコーヒーの旗手ブルーボトルコーヒーが清澄白河に日本1号店を出店する。それに先立つこと同年1月。ゴリラコーヒーは日本初上陸を果たしていた。ゴジラならぬ"ゴリラ"コーヒーである。コーヒ…
前回のエントリでは東京から日帰りで伊勢神宮や出雲大社に参拝する方法について書いた。これは都内にある本宮の遥拝殿あるいは御祭神を分祀する場所を紹介したものだった。そのときの記事がこちら――。 roshi02.hatenablog.com では伊勢神宮や出雲大社に負け…
江戸時代の庶民にとってお伊勢参りは一生に一度あるかないかの楽しみだった。道中の宿泊費などを工面するのはそうとう大変だっただろうしなにより江戸から伊勢まで徒歩で往復一ヶ月近くもかかったと言われるから無理からぬこと。現代では新幹線や夜行長距離…