ヒロシコ

 されど低糖質な日日

僕もとうとう「がま口財布男子」になった!

突然ですが、みなさんはどんな小銭入れを持っていますか? そもそもお財布は札と小銭入れを別々に持っていますか? 僕は基本、お札はマネークリップで、小銭は小銭入れに入れて持ち歩いています。ちなみにカード類はまとめてパスケースです。さてマネークリップについても言いたいことはあるのだが、ひとまず今回は小銭入れの話を。


もうずいぶん昔、自由が丘にあったヘミングウェイというファッションブランドの店の閉店セールで買った革製の小銭入れを僕はずっと愛用してきた。けれどそれも長年使っているうちに内側の生地が綻んできたので、このさい思い切って(というほどおおげさでもないが)小銭入れを新調することにしたのだ。かねがね次はがま口の小銭入れがほしいなあと探していたところ、やっとお気に入りの財布が見つかった(以下、写真)。どうです? 地味でしょ?

f:id:roshi02:20170512175736j:plain

これも少し前の話になるが、テレビの「ちい散歩」という番組で、いまは亡き地井武男さんがふらり訪れた町の商店街のおでん屋さんの店先で、大好きなはんぺんを買うときなどにさりげなく取り出すのががま口財布だった。それを見て以来、僕のなかでがま口財布へのあこがれというのはちょっとずつでも確実に膨らんでいたのだ。そこでいよいよ満を持して、という感じで。

探していたのはまず安くて、デザインが和もの風で、まるで昔のおばあちゃんが持っていたようなレトロな財布。かたちは口金の形状によって丸いのと平たいのがあるが、それはまあどちらでもよかった。大きさは大きすぎもせず小さすぎもせず。地井さんが番組で持っていたのはきっとそれなりに上質な生地で値も張るがま口だったと思うが、僕が買ったのは千円未満の安価なものです。しかもおしゃれな街・自由が丘のヘミングウェイと違って、近所のおばちゃんたちが買い物に来るような一昔前のファッションショップで見つけた。女性ものだと思うが、その点もとくに問題なし。

f:id:roshi02:20170512175748j:plain

実際に小銭と四つ折りのお札を入れてみたところ(上、写真)。さすがにお札は若干窮屈そうだが、小銭はそうとう余裕で収まる。ポイントカード程度なら一枚くらい入る。とってもいい感じ。がま口だけあって、口がぱかっと大きく開くので中身が見やすい。なにより小銭の出し入れが不自由なくできる。これならレジで支払いするとき、財布を逆さまにしていったん中からお金を台の上にバラまき、必要な分だけ数えて払う、なんて面倒なこともしないで済みそう(案外これやってる人いるよね)。

僕は小銭入れをだいたいズボンの後ろポケットに入れて持ち歩くのだ。買う前は、口金部分がお尻に当たって邪魔じゃないかしら? などという不安もあったが、実際使ってみるとその心配は杞憂だった。最初は少し気になったが邪魔というほどではない。というかもはやまったく気にならないレベル。それにこれは僕の完全な自意識かもしれないけれど、がま口を取り出したときお店の人が一瞬「おや?」という顔をするのがわかる。まあそれも慣れてしまえがどうってことない。



わざわざ実店舗を捜し歩かずとも、ネットで検索するだけで実にたくさんのがま口財布は出てくるよね。値段もピンキリ。なかには僕のようながま口財布男子(って歳ですら既にないが)のためのメンズ用がま口だって品数多数揃っているようです。拙ブログを読んで、僕も(私も)がま口ほしいなあと思った方は試しにさっそく検索してみてください。たとえばこんなのとか。オレンジ色の鮮やかながま口。レディースらしいですが、きっとメンズでもいけると思いますよ(購入・使用は自己責任でね)。 

あと、ちなみにがま口財布は手作りすることも可能だ。ダイソーなどの100円ショップには口金が売っているので、あとは好きな柄の端切れを買うか(これも100均で売っている)、家にあるお気に入りの古着を使いまわすかして作れる(はず)。口金には実物大の型紙と作り方の説明書も同梱されていました。僕も実際に作ってみるつもりで買ったのだが、すみません現時点ではまだトライしていません。というか、もうだいたい満足する完成品が見つかったので。

f:id:roshi02:20170512180229j:plain

――ということで 以上、がま口財布男子へのお誘いでした!