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ゴリラコーヒー/店舗紹介~NYブルックリン発のガツンとくるコーヒーが飲める店

2015年2月。カリフォルニア州オークランドに誕生したサードウェーブコーヒーの旗手ブルーボトルコーヒーが清澄白河に日本1号店を出店する。それに先立つこと同年1月。ゴリラコーヒーは日本初上陸を果たしていた。ゴジラならぬ"ゴリラ"コーヒーである。コーヒーショップとしてはなかなかユニークな名称だが、その公式サイトには以下のようなショップコンセプトが謳われている。

ニューヨーク・ブルックリン発、ゴリラの強さをイメージする、
ガツンとくるコーヒーが飲めるハイエンドコーヒーショップ
"GORILLA COFFEE"
ブルックリン在住のクリエイターをはじめ、
地域の人々からも愛されているコーヒーが楽しめるほか、
アメリカンテイストあふれるオリジナルメニューが味わえます。
(公式サイトより)

ゴリラコーヒーは1号店である渋谷店を皮切りにいまでは都内3店舗を構える人気コーヒーチェーンになった(2018年3月現在)。日本でのゴリラコーヒーを運営するのはベイクルーズグループだ。アパレル企業ではあるがファッションの枠を超えカフェやフィットネスなど生活スタイル全般にわたる事業を展開していることで知られる。

 

※2018年4月24日/25日の両日をもってゴリラコーヒー渋谷店および池袋店は閉店し、同じ場所にベイクルーズは異なる業態のカフェチェーンを展開する予定だとか。しかし、記録として以下のエントリー記事はこのまま掲載しておきます。ご了承ください。

 

ゴリラコーヒー渋谷店

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渋谷店は再開発目覚ましい渋谷駅からやや離れた場所にあった。1Fにゴリラコーヒーが、2Fには同じくベイクルーズが運営するJ.S.PANCAKE CAFE(J.S. パンケーキ カフェ)が同居する。上の写真ではわかりづらいかもしれないが店舗入口は共通で、いったんゴリラコーヒーに入ってからすぐ右手奥の階段を上がるとJ.S.パンケーキカフェというなんだかややこしいつくりだ。実は僕はそれに気づかず、途中で席を移動しようとしてテイクアウトのコーヒーカップを持ったままうっかり階段を上がってしまった。そして何食わぬ顔で2Fのカウンター席に座った途端、店員さんにメニューとお水を持ってこられるという失態をやらかしてしまったくらいだ。少し前の食べログなどを見るとどうやらかつては2Fもゴリラコーヒーの店舗だったらしいのだが、当然いまは別店舗・別会計なので初めて行く人は注意してくださいね。

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今回渋谷店で注文したのは上の写真のゴリラコーヒーとベリーズバイト。肝心のコーヒーは一杯330円(Sサイズ)から提供される。コンセプトにあるとおりガツンとくると言えばまあガツンとくるかもしれない風味。酸味が強いブルーボトルコーヒーからフルーティーさを少し控えめにしたような味わい、とでも表現すればいいだろうか。ただこれだと褒めてるのかどうなのかわからないですよね。比較的万人受けを意識したというよりむしろはっきり好みは分かれるだろうなあという印象。その代わりと言ってはなんだがいっしょに注文したスイーツのベリーズバイトはテーブルに運ばれてくるや否や、思わず「オッ」と驚くくらいのボリュームでかなり食べごたえがあった。店内は内装といい音楽といいいかにもアメリカンらしいポップな雰囲気だ。コンクリート打ちっぱなしの天井と赤と黒のツートーンカラーでペイントされたゴリラのイラストがひときは目を惹く。中央にデンと据えられたカウンターテーブル席は全席コンセント完備。あの店内の喧騒のなかで仕事が捗るとは僕は想像できないが、それでもノートパソコンを開いて一心にキーボードを叩いている人は結構いたから、慣れてくると案外平気なのかもしれないですね。前述したとおり渋谷駅から店までは少し歩く。近くにタワレコがあってそういえばドトールコーヒーの本社にもほど近い立地である。

 

※渋谷店は2018年4月24日をもって閉店しました。

この度、GORILLA COFFEE 渋谷店は、
2018年4月24日(火)をもちまして
営業終了する運びとなりました。(公式サイトより)

 

 

ゴリラコーヒーエソラ池袋店

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ゴリラコーヒーは日本2号店を「エソラ池袋」内にオープンした。ちなみにエソラとは東京メトロの子会社が運営する商業ビルのこと。池袋駅西口の有楽町線改札隣接地に開業。そのコンセプトは「池袋の上質な玄関口」で、エソラの名称の由来は駅から地上(空)へという意味と駅を利用する人にとって「E(いい)」「sola(空)」でありたいというダブルミーニングなのだとか。地下1階・地上9階のビル内にファッションやレストランなど多数の商業施設が出店している。4Fには以前このブログで紹介したブックカフェ「梟書茶房」もあるのだ。 

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ゴリラコーヒーエソラ池袋店は実はここもまた渋谷店同様一風変わった構造で、地下鉄有楽町線池袋駅の地下コンコースに直結した裏入口みたいなところと、エソラ池袋1Fのいわゆるふつうに地上に開かれた正面入り口のふたつの入口を持っているのだ。下の2枚の写真の上側が地下入口。下側が地上入口。ただし注文カウンターは地上側にしかない。

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そういう元々の地形的な制約からして店内も洞窟のようなつくりの地下鉄側と、注文カウンターがある地上側とを繋ぐ連絡通路を、降りたり上がったり往ったり来たりするやや複雑な構造になっている。まあそこが面白いといえば面白いかもね。この日はゴリラコーヒーとゴリラドッグを注文。カリっとしたバンズに大ぶりなソーセージを挟み、フライドオニオンとザワークラウト、チリソースをトッピングしたいかにもボリューミーなホットドッグでした。そうとう満足感。でも正直オニオンもザワークラフトも量多すぎ。こぼれそうで。(笑)

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※池袋店は2018年4月25日をもって閉店しました。

この度、GORILLA COFFEE 池袋店は、
2018年4月25日(水)をもちまして
営業終了する運びとなりました。(公式サイトより)

 

 

ゴリラコーヒー六本木ヒルズ店

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ゴリラコーヒー日本3号店の六本木ヒルズ店は六本木ヒルズ・ウエストウォーク4Fにある。ほとんどテイクアウト専門とおぼしき折り畳みテーブルがほんの少しあるだけの店舗だった。ただしすぐそばのヒルズ内のガラス張り通路にハイテーブルとハイチェアが据えられただけの簡素な休憩場所があってそこでコーヒーを飲むことができるようだ。ガラス窓から眼下にテレビ朝日の建物を、遠くに小さく東京タワーを望みながら飲むゴリラコーヒー。というのもまあそれはそれでいかにも東京の新しいスタンダードという趣きでいいかなあと思いましたね。

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gorillacoffee.jp 

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