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~Ⅱ型糖尿病患者のありふれた日常~

新作が出たら絶対見たい3人の映画監督について僕が知っている二、三の事柄

「おすすめの映画監督」について僕も走り書き程度に何か書いてみますね。というか「新作がでたら絶対見たい3人の映画監督」についてです。

まず一人目はフランソワ・トリュフォーです。シネフィルのみなさんならご存知のように、ジャン=リュック・ゴダールさんらとともにヌーヴェル・ヴァ―グを代表する映画監督のひとりですね。処女長編の『大人は判ってくれない』以降、『突然炎のごとく』『恋のエチュード』『ピアニストを撃て』『アメリカの夜』『アデルの恋の物語』『隣の女』とさながら恋愛映画の旗手という感じです。『大人は判ってくれない』や『突然炎のごとく』などは劇場とDVDで何度くり返し見たか知れません。

生涯にそれほど多くないトリュフォーのフィルモグラフィ―のなかでも、僕が個人的にお気に入りなのが、実はそれほど世間の評価が高くない『終電車』という映画です。ドイツ占領下のパリの劇場を舞台にした、いま流行の男女の不倫ドラマなんですけどね。(笑)とにかく僕が世界中でもっとも好きな映画監督がフランソワ・トリュフォーなのです。

二人目はアルフレッド・ヒッチコックです。イギリスを代表する映画監督です。この人はさすがに有名ですよね。テレビでも昔『ヒッチコック劇場』というのをやっていました。まあサスペンス映画の神様なわけです。わけてもハリウッドで撮った『レベッカ』『サイコ』『汚名』『裏窓』『めまい』『鳥』などは特によく知られた映画だと思います。

『山羊座のもとに』という映画を撮影中、カメラの長回しを多用する撮影にうんざりした大女優のイングリッド・バーグマンが、 「どうしてなの?」とたびたび詰め寄るので、ついに業を煮やしたアルフレッド・ヒッチコック監督が、「イングリッド、たかが映画じゃないか」といったエピソードが僕は好きだったりします。

このとき、もしバーグマンが「でも監督、されど映画ですわ」とでもいい返したとしたら、ヒッチコックはなんと答えただろう。そういうことを想像すると面白いですねえ。なにしろ、ヒッチコックほど「されど映画」と思っていたであろう監督もいないくらい、プロフェッショナル中のプロフェッショナルだったわけですから。そのヒッチコック作品のなかで僕がもっとも好きなのが、これまた彼のフィルモグラフィー中の超異色作『ハリーの災難』という映画です。

実はこれコメディなのですが、僕の大好きなシャーリー・マクレーンさんという女優さんのデビュー作でもあるのです。あと、ちなみにフランソワ・トリュフォー監督がヒッチコック監督に超ロングインタビューを敢行した結果出版された
『映画術』という分厚い本は、僕の学生時代の愛読書でした。

そして三人目の「新作が出たら絶対見たい映画監督」は先程のシャーリー・マクレーンさんの代表作でもある『アパートの鍵貸します』という映画を監督したビリー・ワイルダーです。僕には好きな映画が本当に星の数ほどあって、なかでもベスト10と言われるといつもさんざん迷ってそのときどきのベスト10を答えたりするのですが、圧倒的にナンバー1でこれだけは誰が何と言おうと、いついかなる場合においても絶対1位の座を譲らない作品が『アパートの鍵貸します』なのです。もう100回くらい見たかもしれない。

ビリー・ワイルダーには『サンセット大通り』『第十七捕虜収容所』『七年目の浮気』『情婦』『お熱いのお好き』など書ききれないくらい、これまた代表作は数限りなくありますね。どれも超面白いこと請け合いです。まだ一度も見たことないという人は、騙された思って見てください。最初から騙されたと思って見るのだったら、どのみち損はないはずですよー。

さて、つい最初にうっかり三人と書いてしまったので困ったのは、あとフランク・キャプラとかフェデリコ・フェリーとかルキノ・ヴィスコンティとか小津安二郎とか溝口健二とか黒澤明とか寺山修司とか、他にもたくさん「新作が出たら絶対見たい映画監督」がいるという事実に気づいていま愕然としているところです。ところが悔しいことに、それらのどの監督もすでに鬼籍に入ってしまった人たちなのですよ。新作が出たら絶対見たいけれど、その新作はもう永久に出ることはないのだ。   

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