ヒロシコ

 されど低糖質な日日

糖質制限丸パンを焼きながら糖尿病という名前について考えてみた

ずいぶんと更新間隔が空いてしまった。空いたけどべつに飽いたわけではありませんので。なんていうどうでもいい話はともかく、きょうは少し「糖尿病」という名前について、僕の思うところを書きたいと思います。

 

森永の低糖質プリンを買って食べてみた

ま、その前に、コンビニで「低糖質プリン」というのを偶然見つけたので買って食べてみた。糖尿病でも食べられる間食を探す旅は飽くことなく続くのだ。ちなみに左は有名なタニタ食堂の「100kcalプリン」。実はどちらも森永から発売されている。

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糖質は低糖質プリンが3.5g/1個(75g)当たりで、一方のタニタのは14.9g/1個(85g)当たり。食べ比べたときの濃厚さはそりゃあ断然タニタに軍配が上がるが、僕的には低糖質プリンのなめらかな甘さで全然十分。ついでに同じ森永から発売されている「超濃密プリン」というので、12.4g/1個(75g)当たりの糖質です。こうなると、各個人がいったい何を優先させるのか? とい問題に尽きるようなきがしますね。

低糖質プリンの成分表(▼)

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タニタ食堂プリンの成分表(▼)

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フタをあけて見比べてみてもどっちがどっちか見分けがつかない。しかも正解が僕にもわからなくなってしまったという(▼)

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糖尿病という名前は気恥ずかしい

さて本題。糖尿病の人は、たぶん僕だけではないと思うが、どうも病名を他人に言うのに若干のためらいがある(ような気がする)。正確にはためらいというより、気恥ずかしさみたいなもの。それでなくても昔は「贅沢病」という変な呼び名まであったのだ。

では、僕は贅沢な食生活をしたから糖尿病になったのか。いえいえ、けっしてそんなことはありませんよ。現実は砂糖と添加物まみれのジャンクな食べ物を好んで食べていたから、こんなありがたくもない病気になってしまったのだ。ちっもと贅沢なんかじゃない。

なので、「ジャンクフード病」という名前でもいいのかもしれませんね。だけどそれだといろいろ守備範囲が広すぎて、各方面からの強烈な抵抗が容易に想像できそう。ほぼ同じような理由で「甘いもの病(砂糖病)」なんていう、いかにもわかりやすい病名も却下でしょうか。

あと考えられるのは、「暴飲暴食病」とか。これについては個人的にまったく反論の余地がない。もっとも僕が該当するのは暴食の方のみ。朝はコンビニのおにぎりやサンドイッチ。昼もコンビニ弁当とカップラーメン。夜は夜でふうつにカツ丼や牛丼。休日は雑誌で紹介された有名ラーメン店を食べ歩き、真夜中にポテトチップスを平気で1袋空けたりもしていた若いころ。

おかげでいまより、体重は20k以上もあったのだ。考えてみたら、考えなくても病気になるよなあという見本を絵に描いたような食生活だ。けれど、僕と同じように暴飲暴食を続けていても、あるいは僕を上回る人でも、糖尿病にならなかった人はたくさんいるのはなぜなんだろうと。

うちの母親がやはり糖尿病で、僕の弟も糖尿病なので、そういう遺伝かもしれないし、子どものころからの食生活が積もり積もって、ということだって考えられる。なので明らかな遺伝病とも言えないだろうし、生活習慣病という言い方も、どこか漠然とし過ぎているように思うのだ。

 

糖尿病とは尿に砂糖が混じっている病気なのか?

気恥ずかしさの原因を探ってみると、僕はやはり「糖尿病」という名前に含まれる「尿」の字、つまり「おしっこ」の関係が大だろうなあと思うのだ。そのままの解釈をするならば、尿のなかに糖が混じった病気、ということになる。

まあ結論はそのとおりなんだから、そのことに文句をつけてもしょうがないのだが、なんとなくだけどね、これだと、おしっこのなかに砂糖が一緒に溶けだしているイメージがあって、それがどうにも気恥ずかしさの要因ではないかと。

砂糖が溶け出すくらいだから、よほど甘いものばかり食べてるんだろうなあ、という誤ったイメージ。誤ったとまでは言い切れないのがツラいところですが。でもなんとなく自己抑制ができないタイプという、あたかもダメ人間の烙印を押されたようなね、そんなふうに周囲の人は僕のこと見ているんだろうなあって。ま、弁解もしませんが。

 

「砂糖=ブドウ糖+果糖」の公式

大方の人はご存知でしょうが、尿に混じって排出されるのは、砂糖ではなく、正確にはブドウ糖。あまり変わりばえしないじゃないかといえばたしかに変わりない。ブドウ糖というのは、体内に摂り込んだ砂糖が分解されてできる物質(砂糖はブドウ糖と果糖に分解される)のことだからだ。

で、一般的に血糖値といわれるものは、このブドウ糖が血液中にどのくらい含まれているかという評価(濃度)のことで、おしっこに含まれる砂糖の値ではないのです。糖尿病の兆候として、頻尿になるというのは、つまり血液中に余ったブドウ糖をなんとかして対外に排出しようとする作用で、糖尿病になると妙に口が渇くのも同じ理屈から。

そんなわけでね、これ実は最初から結論ありきの話だったのだが、せめて「高血糖症」とか「余剰ブドウ糖症候群」とか、なんとか病名から「尿」の一文字を取っ払ってもらうわけにはいかないだろうか、というのが僕の切なる願いなのです。

もちろん、それらの(高血糖など)症状が一過性のものでしかないというのは重々承知しているし、糖尿病だけに甘い考えなのもわかるくらいには、僕はいまでも糖尿病の合併症に苦しめられている。

と、半分冗談みたいに言ってますが、他人に病名を告げて抵抗がない、なんとなく気恥ずかしさがない、というは案外大事なことで、そのことによって、周囲の人の誤ったイメージを払拭でき、自分も早い段階でこの病気と向き合えるメリットが期待できるように思う。僕のように合併症が出てしまってから、という手遅れにならずに済むように。

 

「制限」から「フリー」へ。糖質フリーの丸パン

あとついでに、「糖質制限」や「カロリー制限」という糖尿病の治療法についても、「制限」という言葉を使わずに、「制限」といってしまうと、あれもこれも制限されて目の前が真っ黒になってしまいがちなので、「カーボフリー」とか「糖質フリー」なんて、ちょっとかっこつけた感じで呼ぶようにしたらどうだろう? たとえ内容や意味は同じであってもさ。

さて、休日は、富澤商店のふすまパンミックスで糖質フリーのパンをいた。いつもの食パンではなく、丸パン。捏ねまでをホームベーカリーにがんばってもらい、取り出した塊を平らに引き延ばす。それを6等分にカット。カット面を内側に包み込むように丸め、上からラップをかけ10分間のベンチタイム(▼)f:id:roshi02:20151130193107j:plain

10分経ったらもう一度丸く成形し直し、電子レンジへ。40度の発酵を40分間(▼)

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するとなぜか写真が縦長になっているが、下のように膨らむ(▼)

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190℃に予熱したレンジで10~13分間、焼き色を見ながら焼く。うちの電子レンジはちっちゃいのですぐに隣のパンとくっついてしまう(▼)

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パンミックス粉の分量やその他の材料も食パンをつくるときと同じにしてます。レシピはネットで拾ったものを適当にアレンジした。参考にさせてもらった方、どうもありがとうございます。今回は6pチーズを最初にちぎって入れてみたけど、味は、まだ食べてないのでなんとも。  

roshi02.hatenablog.com久しぶりの更新なのでなんともまとまりのないものになってしまった。最後に、更新頻度のことですが、しばらくこんな具合に空いてしまうことが多いと思います。くれぐれも飽きているわけではないので、ときどきでいいから覗いてくれるとうれしいです。