ヒロシコ

 されど低糖質な日日

当り前のように食べてきたごはんが食べたい!

糖質制限の食生活を送っていると、毎日の食卓に並ぶもののうち、主食と呼ばれるごはん、それから近ごろではごはんに代わる主食としてのパン、そして甘いデザート、おやつ類はどれもことごとく糖質で出来ているため、基本的には食べられない。

たとえばごはん茶碗一杯(150 g)食べると、その糖質は 55 g くらいになるが、牛肉や豚肉、鶏もも肉を一枚(150 g)食べてもほとんど糖質は 0 g に近い。僕の場合は、一食の糖質量を 20 g 以下に抑えようと努力しているので、茶碗一杯のごはんだけでも完全にアウトになる。

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はじめのころは、肉や魚、卵料理などのおかずさえ食べていればお腹もいっぱいになるし、僕はもともと肉料理が大好きで、刺身や焼き魚煮魚などの魚料理も好きだったので、もう白米やパンを一生食べなくても平気だと高をくくっていた。が、さすがに 1 ~ 2 週間もそういう食事を続けていると、ヒトは飽きてくるのだ。

だんだんごはんやパンが恋しくなる。我慢していたチョコレートやケーキやプリンが、煎餅やクッキーなどのお菓子もリンゴやメロンなどの果物も食べたくなる。――ではどうする? ミモフタモナイ結論から書くと、これの解決策はない。というか、ひたすら我慢するしかない。

ごはんに似た食べ物ならあるけれど、ごはんの食感と味と同等の満足感を得られるものはない。ラーメンやそばと似た食べ物ならあるけれども、ラーメンと同じ、そばとまったく同じ麺類はいまのところ他にはない(と思うよ)。

ひとたび糖質制限をはじめたら、もう徹底的に我慢するしかないんですね。従って、あとは分量というか、自分がどの程度糖質を制限するかという線引きを、自分のなかでどのあたりに設定するかだけの問題ということになる。

一般には、一日 3 食のうち、朝と夜の2食は糖質制限をして、昼は会社の同僚との付き合いがあって外食なのでふつうにごはんも食べるとか。定食屋さんに入ったらごはんを半分残し、そのぶん冷奴を一品追加するとかね。夜は友だちと飲みに行くので、それ以外は糖質制限するとか。週に一度は制限を解いてお寿司など好きなものを食べるとか。

そういうことを全部自分の裁量で判断するればいいと思う。糖質制限は誘惑と人付き合いとの闘いと言っていいかもしれない。実際僕の場合、糖質制限をはじめてから今日までの 4 年間近く、ごはんをほぼ食べないでやってきた。

かつてあれほど大好きだったラーメンもぐっと我慢した。餃子だって 1 コかせいぜい 2コ口にする程度(餃子はあの皮が糖質デス)。実はね、どうしてもごはんが食べたいなあというときは、奥の手を使うのだ。

こんにゃく米という白米によく似たものが世の中にはあって(味や食感は当然異なる)、それをレンジでチンしたり、木綿豆腐を水抜きして細かく砕いたものや、おからの水分を飛ばしたものを、ベーコン・ネギなどの他の具材と一緒に炒めて炒飯の味付けで食べたりする。

そういう手間ひまを惜しまなければ、まあまあ本物の炒飯ぽい物が食べられるというわけですよ。というわけで次回から、糖質制限をするにあたってより具体的な食材について書いていきます。